前回の依岡先生に続きまして、自己紹介させていただきます、徳島大学4年の谷先直子です。
ビブリオバトルのイベントでは、ちょこちょこバトラーをやらせてもらっています。
普段行われるビブリオバトルはもちろん、漫画ビブリオバトルの開催も密かに(いつも)願っています。
私の「オススメの一冊」は、 あさのあつこさんの『福音の少年』(角川書店、2005年)です。
ある夏の夜、アパートが全焼する事件が起こります。
2人の少年は、アパートごと少女を葬り去った犯人に復讐するため、あるいは自由になるために、事件の真相を探りながら、共に進んでいきます。
1人の少女の死が、2人の少年を引き合わせていく――そんなお話です。
高校生の少年2人は、歳相応のようでありながら、得体の知れない何かでもある、「枠」にはまらない生きた人間です。
「No one call tell what will happen in the
future.」
訪れる急展開と、余韻を残す幕引き。
様々な魅力を孕んだこの作品、ぜひ読んでみてください。
リアルで美しく、それ故生々しく残酷でもある描写に、きっとあなたも引き込まれることでしょう。
では、8月24日開催の「ビブリオバトルin徳島2014 社会人×大学生」も、どうぞよろしくお願いします。
以上、谷先でした。
0 件のコメント:
コメントを投稿